- かんせい
- I
かんせい【乾性】乾燥している性質。 また, 乾燥しやすい性質。⇔ 湿性IIかんせい【乾生】植物が乾燥した場所に生育すること。⇔ 湿生IIIかんせい【喊声】突撃する時などに発するわめき声。 鬨(トキ)の声。 鯨波(ゲイハ)。IV
「~を発する」
かんせい【喚声】興奮して大声で叫ぶ声。V「どっと~があがる」
かんせい【完成】完全になしおえること。 すっかり出来上がること。VI「新校舎が~する」「~品」「~された芸風」
かんせい【官制】行政官庁の設置・廃止・組織・権限などについての規定。 旧憲法では勅令により, 現憲法では, その基本の定めは法律による。VIIかんせい【官製】政府がつくること。 またつくったもの。⇔ 私製「~の協議会」VIIIかんせい【寒声】(1)聞いて寒く感じるような声。 寒そうな声。(2)冷たい風音。IXかんせい【寒生】貧しい書生。 貧しい書生の身分。Xかんせい【寛政】年号(1789.1.25-1801.2.5)。 天明の後, 享和の前。 光格天皇の代。XIかんせい【感声】感嘆の声。 感動して出す声。XIIかんせい【感性】(1)〔哲〕〔英 sensibility; (ドイツ) Sinnlichkeit〕(ア)認識の上では, 外界の刺激に応じて, 知覚・感覚を生ずる感覚器官の感受能力をいう。 ここで得られたものが, 悟性の素材となり認識が成立する。 (イ)実践的には, 人間の身体的感覚に基づく自然な欲求をいう。 理性より下位のものとされ, 意志の力によって克服されるべきものとされることが多い。→ 理性→ 悟性(2)物事に感じる能力。 感受性。 感覚。XIII「豊かな~を育てる」
かんせい【感情】〔「せい」は漢音〕物事に感じて起こる心のはたらき。 特に, しみじみとした感情。 かんじょう。 [色葉字類抄]〔明治以降は一般に「かんじょう」とよまれた〕XIVかんせい【慣性】〔物〕 物体が外力の作用を受けない限り同じ運動状態を続けようとする性質。→ 慣性の法則XVかんせい【檻穽】おりと落とし穴。XVIかんせい【歓声】喜んであげる大声。XVII「~があがる」
かんせい【汗青】〔古代中国で, 青竹を火にあぶって油を取り去ったものに文字を書いたということから〕記録。 歴史。 汗簡(カンカン)。 殺青(サツセイ)。XVIIIかんせい【甘井】うまい水の出る井戸。~先(マ)ず竭(ツ)く〔荘子(山木)「直木先伐, 甘井先竭」〕甘井は汲む人が多いので先にかれることから, 才能のすぐれた人は早く使い切って衰えてしまうことのたとえ。XIXかんせい【甘精】サッカリン。XXかんせい【監製】監督してつくらせること。XXIかんせい【箝制】自由を奪うこと。 束縛。XXIIかんせい【管制】(1)非常時に, 国家がある事物を強制的に管理し, 制限すること。「灯火~を布(シ)く」
(2)「航空交通管制」の略。XXIIIかんせい【閑静】しずかなさま。 ひっそりとしているさま。「~なたたずまい」
﹛派生﹜~さ(名)XXIVかんせい【間性】雌雄異体の生物で, 性形質が雌型と雄型の中間型を示すこと。 遺伝子組成がどの細胞も同一である点が雌雄モザイクと異なる。 中性。XXVかんせい【陥穽】(1)おとしあな。 わな。(2)人をおとしいれること。 また, そのための計略。XXVI「~に陥る」「僕を~する好機会/社会百面相(魯庵)」
かんせい【鼾声】いびきの音。「~唯雷の如し/日乗(荷風)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.